■シンガポールの公共交通機関

シンガポールの主な公共交通機関はMRTとバス。旅行者も簡単に利用できます。

MRT

一般的に地下鉄と呼ばれていますが、中心部以外は高架を走っている電車です。
現在も拡張工事が行われていて、将来は5路線になる予定。それでも、旅行者にも分かりやすくて乗りやすいシステムは変わらずです!
2015年現在あるMRTは全部で5線あります。

東西線(イースト・ウェスト・ライン) EW(一般に緑色で表示)
チャンギ空港のある東部から、シティホール、ブギス、西部のチャイニーズガーデンなどへの移動に便利です。

南北線(ノース・サウス・ライン) NS(一般に赤字で表示)
マリーナベイからオーチャード、北部方面をぐるっと周りジュロンイーストまで。

北東線(ノース・イースト・ライン) NE(一般に紫色で表示)
最近オープンしたカジノのあるセントーサ島への窓口になっているハーバーフロントからチャイナタウン、リバーサイドのクラークキー、リトルインディアの移動に便利です。

・ダウンタウン線 DT(一般に青色で表示)
13年12月に一部開通。マリーナ・ベイ・サンズやチャイナタウン、ブギスなど観光スポットをカバーしている路線。旅行中の移動に便利です。

環状線(サークル・ライン) CC(一般に黄色で表示)
11年10月に全線開通し、12年1月にはマリーナ・ベイ・サンズへアクセスできる支線も開通。ボタニックガーデンやホランドビレッジへの移動に便利です。
駅近くになるとこんな看板もあります。

駅近くになるとこんな看板もあります。

駅前にも、看板が。

駅前にも、看板が。

駅前には大きな看板が。これはCity Hall駅。

駅前には大きな看板が。これはCity Hall駅。

Novena駅の前の看板。この前にはバス乗り場や、タクシースタンドもあります。

Novena駅の前の看板。この前にはバス乗り場や、タクシースタンドもあります。

駅の入り口。これはCity Hall駅。

駅の入り口。これはCity Hall駅。

駅の入り口。これはBras Basah駅。

駅の入り口。これはBras Basah駅。

<MRTの乗り方>
1)切符を購入する。
切符は駅にある自動販売機で購入できます。

1. スクリーンの中から使用言語を選択する(中国語、マレー語、タミール語、英語) 。
2.パネル上で目的の駅を選び、タッチする。
3. 表示された料金(デポジット0.10Sドルを含む)を支払う 。
スクリーン上で目的の駅をタッチ。料金(運賃とデポジット)を払います。 スクリーン上で目的の駅をタッチ。料金(運賃とデポジット)を払います。

スクリーン上で目的の駅をタッチ。料金(運賃とデポジット)を払います。

このチケットは、3回MRTに乗ると、0.10Sドルのデポジットの返却可能、6回乗ると、0.1Sドルの割引があります。1枚のスタンダードチケットで最大6回の乗車が可能で、30日間有効です。

*以前のStandard Tickets~デポジット1Sドル(緑色のチケット)は廃止になりました。

2)改札を通る。
改札はすべて自動です。緑の矢印ランプが点灯しているところから入り、チケットをかざします。

3)乗車する。
行き先のプラットホームで乗車します。電車が到着しても駅のアナウンスはありません。
ほとんどの駅、特に地下を走っている路線の駅には、ホームにも扉があり電車の扉と連結しています。
電車のシートは硬いプラスチック製。車内のエアコンも強めですので羽織るものがあったほうが安心です。

ちなみにMRTのホーム・車内は完全禁煙、飲食も禁じられています。違反すると罰金も科せられますので注意してください。
駅のホームには行先ごとの案内図も。

駅のホームには行先ごとの案内図も。

駅のホームも分かりやすい看板で安心です。

駅のホームも分かりやすい看板で安心です。

次の電車までの時間までも案内。

次の電車までの時間までも案内。

地下では転落防止のため、ホームにも扉があります。

地下では転落防止のため、ホームにも扉があります。

段差もあまりなく荷物を持っての乗車でも問題なし。

段差もあまりなく荷物を持っての乗車でも問題なし。

座席はプラスチック製です。

座席はプラスチック製です。

4)下車する。
目的地に到着したら、ホームを出て改札へ。この時も手持ちのチケットをセンサーにタッチします。
New Standard Ticketsは、次のMRT乗車の際にも使えます。大事に保管しましょう!

バス

バスはなかなか慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、シンガポール中を網羅しているので、乗りこなせるようになると便利です。
<バスの乗り方>
1)バス停で自分が行きたいバスが来るか確認する。
バス停で自分の乗るバスが来るかチェック。バス停には主要通り名と、ルート、またバスの番号が書かれています。
バスの番号が書かれた看板。バスの番号が分かっていればこれで確認。

バスの番号が書かれた看板。バスの番号が分かっていればこれで確認。

詳細のルートが書かれた案内図。目的の通りまで行くかこれで確認出来ます。

詳細のルートが書かれた案内図。目的の通りまで行くかこれで確認出来ます。

バスが来るまでの時間もこれで確認。

バスが来るまでの時間もこれで確認。

2)バスを止める
バスが手を上げて合図する。誰も合図しなかったら、バスはそのまま通りすぎてしまうので、運転手に乗りたい!という意思表示をしましょう。

3)乗車する。
バスは前から乗車。現金で支払う場合は、運転手に行き先を伝え、金額を料金ボックスへ入れる。 その後、紙のチケットが機械から出てくるので下車まで保管してください。
ez-link(以下参照)で乗車した場合は扉付近にあるセンサーにタッチしてください。「ピッ」という音がしたら、センサータッチ完了です。

4)下車する。
目的のバス停が近づいたら近くにあるブザーを押し、後ろの扉から下車します。バスの中でもアナウンスはありません。目的地のバス停が分からない場合は、運転手に行きたいところを予め伝えておいて、運転席近くに座っておけば、目的地が近づいてきたら教えてくれます。遠慮なく運転手に聞いてみてください!
ez-linkでバスに乗った場合は、バスから降りるときも扉近くにあるセンサーに忘れずタッチしてください。

ez-linkカード


ez-linkカード。とても便利です。

ez-linkカード。とても便利です。

シンガポールには日本のSuicaやICOCAと同じようなカードでMRTやバスに乗れるカード「ez-link」があります。シンガポールリピーターにぜひお勧めです。
毎回MRTに乗る前に切符を買って、デポジット返金して…という手間も省けるだけでなく、運賃が少し割引になります。
ez-linkは駅の窓口で購入できます。初回購入価格は12ドル。このうち5ドルはカード費用で払い戻しはできません。また、カードの残高が3ドル以下になるとトップアップする必要があります。トップアップは駅の窓口か駅の切符自動販売機で出来ます。
バスの扉付近にあるez-link用のセンサー。乗車、下車の時にセンサータッチをお忘れなく。

バスの扉付近にあるez-link用のセンサー。乗車、下車の時にセンサータッチをお忘れなく。

ez-linkはMRTの改札ではプラスチックのチケットと同じように、乗車・下車の時に改札のセンサーにタッチします。また、バスも乗車時に入口近くにあるセンサーにタッチし、下車のときにもセンサータッチは必要です。お忘れなく。
関連タグ:MRTバスEZ Link

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-05-08

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