タイガーだけじゃない!ナビがシンガポールのご当地ビールを飲み比べ!

シンガポールでは意外とビールの種類が豊富!数々のビールの銘柄を一挙にご紹介します。

こんにちは~、シンガポールナビです。日本は、これからビールがおいしくなる季節ですね。もちろん常夏の国シンガポールでは、年中ビールが欠かせません。多民族国家のこちらでは、日本人になじみが深いラガー味から、黒ビール、果てはアルコール度が日本酒並みのものまで、さまざまな銘柄が、スーパーやコンビニなどで手に入ります。皆さんは、シンガポール産のビールの銘柄を、いくつご存知でしょうか? このたびナビでは、シンガポール産のビールを独断と偏見で飲み比べしてみました。それではさっそく、いってみましょ~。

シンガポールの王道ビールといえば、コレッ!!

パッケージデザインもかっこいい!

パッケージデザインもかっこいい!

「タイガービール」
 (アルコール度5%)
アジアの代表的なビール。澄んだ黄金色。日本人になじみのあるラガー味なので、日本人にもファンが多いことで知られていますね。甘めでさっぱりした軽めの飲み口なんですが、舌にどっしりとくる。麦芽の旨味がしっかりあって、程よい苦味が良い感じです。副原料が入っていないので、のどごしより、ビールそのものの美味しさが楽しめます。さっぱりしているので、屋外で飲んでも、爽快感が味わえる。シンガポールの気候にぴったりですね。
シンガポールで一番親しまれている銘柄です

シンガポールで一番親しまれている銘柄です

このビールはシンガポールのローカル料理にもすごく合いますよ。もちろん、チャーハン、餃子とかにも合いますね。たとえば日本でだったら、深夜、仕事が終わって、日高屋でラーメンと餃子に、ビールってときにタイガービールでもばっちり合うだろうな~っていう気がします。今日一日、お疲れ様の一杯には、なんといってもタイガービールが欠かせません。

一番安価な、アンカービール

俺が主役だ!

俺が主役だ!

「アンカービール」
(アルコール度4.5%)
今回、ご紹介するビールの中で、いちばん安価=アンカー・・・なんですねぇ! 330ml缶で、セブンイレブン価格で2.80 Sドル(200円ぐらい)也。スーパーなんかだと2 Sドルで売ってたりします。ムムッ、香りが結構強い。お味のほうは、これも結構、主張してきますね~。ベルギー系のビールに似てるかな。甘みがありますね。でも、舌には軽いです。炭酸が強いのでしょうか。ちょっと舌をピリピリっと刺激してくる感じです。非常に軽いけど、クセあり!タイガービールに比べると、コクに欠けるかな。キレは無い。ごくんって飲み込んだ後に、ふわっと鼻から麦芽の香りが抜けるのが素敵ですね。
お手ごろ価格が魅力

お手ごろ価格が魅力

このビールは味がしっかりあるので、これはスナック系のほうが合うかな。案外、酸味があるものが合うかも。ドライフルーツとか、ヨーロッパ系のおつまみが合いそうです。ハムとかピクルスとか。自己主張のあんまりないチーズとか。つまり、ビール主役で飲むほうがいいですね。東洋系のゴハンは、合わないかなぁ、っていう印象。ゴハンを食べた後の二次会向きっていうところでしょうか。さっぱり感は無いので、クーラーのきいた部屋で飲みましょう。ホテルで部屋飲みするときにも是非。

がぶがぶいけそう? ランチビールにも

シンガポールの風情が出てますねぇ

シンガポールの風情が出てますねぇ

「ラッフルズ」
(アルコール度4.5%)
澄んだ黄金色ですが、タイガーよりは薄め。非常にライトで、いわゆる典型的なラガー味。のどごしも非常に軽くて、すーって入っていく感じ。あっさりと控えめなお味です。お酒の強い方は、水感覚でぐびぐびいけちゃいそうですね。いやぁ、これは量飲めそう!お酒の弱い方も、常夏のシンガポールでご当地ビールの雰囲気を楽しむのには、これがおすすめ。
飲みやすさ満点

飲みやすさ満点

このビールはこってりした料理に合いそうです。油の強い肉料理系とか。ローカルフードや中華料理にばっちり合う感じですね。お酒好きの人は、これ一杯じゃ満足できないでしょう。軽すぎて物足りないかも。一杯目、ちょっと水代わりに、みたいな感じ。っていうことは、ランチビールはこれで決まり! 仕事に戻れますヨ、きっと(笑)。

ちびちびいきたい、大人のビール!

最高級品質だけに存在感が漂います

最高級品質だけに存在感が漂います

「ABC」
(アルコール度7%)
おおーッ、真っ黒~。シンガポールの黒ビールといえばコレ。シンガポール最高品質のビールとして有名です。330ml缶で4.40 Sドル(290円ぐらい)となかなかお高いです。お味のほうは、お、重い。すごくスモーキー。アルコールも強いですね~。ぐいぐいは飲めない。ちびちび飲む感じ。
ピーナッツなんかと合いますよ。肉とかいりません!

ピーナッツなんかと合いますよ。肉とかいりません!

料理を食べながら飲むんじゃなくて、だれかと話し込みながらちびり、ちびりと、飲むのがツウ。いわゆる立ち飲み(パブ)とかバーの世界ですね。コレを片手に、深イイ~話とかもできそうです。ひとくちひとくちがとにかく重厚。「味わって飲め!」ってビールが言ってくる感じがします。

とっても贅沢なプレミアムビール

ごちそうビール!!

ごちそうビール!!

「バロン プレミアムビール ストロングブリュー」
(アルコール度8%)
さて皆さん、アルコール度数がさらに高まってきましたヨ。ヨーロッパのホップとモルツから作られたアルコール度数が高めのビールの登場です。う~ん、いい香り。味に深みがありますね。ABCのように煙い感じはしないので、断然、飲みやすいです。スタウトのような焦げ臭さはないけど、舌の上にもどっしりきちゃいますね。麦芽の旨味がぎゅうっと凝縮されています。ビールというよりかは、これアルコールとして美味しい。330ml缶でセブンイレブンで3.80 Sドル(250円ぐらい)とお高めですが、納得。ウイスキーみたいに、ゆっくり一本飲みたいって感じです。
おしゃれに楽しみたい感じ

おしゃれに楽しみたい感じ

麦芽をたくさん使ってるんでしょうね。全くをもって水っぽさを感じません。水増ししてる感じが全くなくて、醸造したまま缶に詰めているという印象を受けます。さすがプレミアムビールだけあって、とっても贅沢ですね。ワインに近いようなイメージでしょうか。ビールよりリカー類に近い気が。おつまみには、チーズクラッカーとか、カナッペとか欲しい。スモークチーズもナイスな選択かと。ホームパーティーとか、2次会、3次会向けかな。

そして、極めつけはアルコール度11.8%!!

これってビール? 話が盛り上がります

これってビール? 話が盛り上がります

「バロン プレミアムビール エクストラストロングブリュー」 
(アルコール度11.8%)
びっくりですねぇ~、っていうかコレは、ビールなんでしょうか??? アルコール度数が、ラッフルズの3倍近いなんて、もはやビールの域を超えまくっていますよね!!! お味のほうは、カシスなんとかに近いような。そして重い。どしんと舌に乗っかります。ビールの苦みが残ってる上に、麦芽の甘みがしっかりとあって香りも果実味に溢れてます。ホワイトビールのカシスとか入ってるような、そういうのをさらに強くしたという印象でしょうか。
日本ではなかなかお目にかかれない珍品?

日本ではなかなかお目にかかれない珍品?

とはいえ、フルーティーだから、意外とすくすくいけそう、なんて、絶対、なめてかかってはいけませんッ。チビチビが基本です。氷を入れてオンザロックで飲んでも良いかもしれません。このビールはナッツとか、ドライフルーツ系が合いそうです。ヨーロッパでは、熟成チーズに蜂蜜をかけて酒のお供にするそうですが、そういうのもすごく合いそう。これも、部屋飲み、2次会、3次会なんかで、ゆっくりと楽しみたいですね。
ご紹介したビールは、シンガポールのコンビニ、スーパー、リカーショップでお買い求めいただけるものばかり。これら地元産ビールのほかにも、欧米系からアジア各国、インド製の銘柄まで、世界中のビールが種類豊富に揃っています。ぜひ、皆さんもシンガポールにいらして、お気に入りのビールを見つけてみてくださいね。常夏の国で味わうビールは、これまた格別ですよ。以上、シンガポールナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-07-08

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