初めてのシンガポール旅行、ここはぜひ行ってみて!厳選のオススメ観光地ベスト5!
こんにちは、シンガポールナビです。本日はシンガポールを初めて訪れる方に、ここだけはぜひ見てほしいオススメ観光地ベスト5を、厳選してお届けします。
1.迫力と感動の動物園エリア ~シンガポール動物園/ナイトサファリ
シンガポールの観光名所として、一、二を争うほど有名なのが、シンガポール動物園とナイトサファリ。「日本にも動物園はあるし」などと侮ってはいけません。この二つは子供以上に大人が楽しめる場所として、世界中の観光客が訪れる場所なのです。
白い毛並みがまぶしいホワイトタイガー
まず「昼間の動物園」であるシンガポール動物園。28ヘクタールの敷地に約270種類もの動物がいる、広大な動物園です。ここがとにかくすごいのは、柵がない状態で動物を見せるワザに長けていること。熱帯雨林や水路をうまく利用して、人間と動物のゾーンを自然に分けています。
だからここで写真を撮れば、誰でもプロの動物写真家なみ(?!)。水色の目が鮮烈なホワイトタイガーも、迫力あるシロサイも、縞模様が美しいボンゴも、自然な状態で写せます。
動物たちとの距離の近さにも感動! 園内を自由に移動するオランウータンは、頭上のすぐ上の木々を渡り、キリンは目の前で優雅に首を伸ばします。生き生きとした動物たちの姿は、きっとあなたの心をとらえて離さないはずです。
絶滅が危惧されているシロサイ
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縞模様が美しいシマウマも、たいへん近くで見られます。
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頭上を渡るオランウータン
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まるで恐竜のようなコモドオオトカゲ
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ナイトショーで賢い姿を見せるサーバル
シンガポール動物園の隣にあるナイトサファリは、夜行性の動物たちを自然に近い状態で見られる「夜の動物園」。40ヘクタール敷地に、約130種類の動物がいます。
トラムに乗って密林のトラやライオンを見るコースと、歩いて森の小動物やヒョウを見る徒歩コース(トレイル)があり、自分で時間を組み立てながら回ることができます。日本語のトラムもあるので、入場したらまず予約カウンターに行って、出発時間を確認しましょう。
45分間のトラムのコースでは、サイが目の前をドスンドスンと歩いたり、バクが闇の中からいきなりぬっと現れたり、驚きの連続! 徒歩コースでは、昼間はぐったり眠っている動物たちの、盛んに吠えたり走ったりする姿に目を見張ります。動物たちの野生の姿を感じられる、そんな魔法の国のような動物園なのです。
2.エスニックな街歩きを楽しむエリア ~チャイナタウン/ブギス&アラブ・ストリート/リトル・インディア
多民族国家のシンガポールは、中華系、マレー系、インド系の国民で構成されています。様々な民族衣装の人々が、街を行き交う様子は壮観! そして、それぞれの民族の文化背景を残す地区が、シンガポールには残っています。伝統と文化を色濃く反映するエリアで、異国情緒に触れてみましょう。
チャイナタウン:
中華系の人々の暮らしぶりがわかる場所。ローカルが集まるショッピングセンターには、衣服・電化製品・宝飾品などとともに、中国雑貨や中華系の食料品や漢方薬がぎっしりと並んでいます。ここでしかお目にかれない激安グッズもいっぱい。ピープルズ・パーク・コンプレックスには、中国式マッサージ屋さんが並んでおり、足ツボマッサージ等を受ける人でいつにぎやかです。
観光客向けのおみやげが揃っている場所は、パゴダストリート。赤い提灯と屋台が並ぶ小道には、シノワズリー雑貨のお店が揃っています。まとめて買うと安くなる価格設定のところが多いので、ばら撒きみやげの調達にも最適! マーライオングッズや、シンガポール航空のスチュワーデスのキャラクター商品などもあります。
シノワズリー雑貨の店が並ぶパゴダ・ストリート
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仏陀の歯を納めるために建てられた新加坡佛牙寺龍牙院
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ブギス&アラブ・ストリート:
イスラムの雰囲気が漂う、エキゾチックな地区。19世紀にアラブやブギス(インドネシアのスラウェシ南部の民族)から来た商人たちが住む場所として、整備された土地です。今もマレー系をはじめとするムスリムの人々でにぎわっています。
いちばんの見どころはサルタン・モスクの周辺。アラブ・ストリート、ブッソーラ・ストリート、カンダハール・ストリートの先に、黄金色のドームのイスラム寺院がそびえています。見学の際には入口で靴を脱ぎ、周囲の廊下から大ホールで祈りを捧げる人々を見ることができます。ムスリムのおじいさんが、儀式の意味などを簡単な英語で解説してくれることもありますヨ。ブッソーラ・ストリートにはセンスの良いエスニック雑貨のお店が揃っているので、ここでおみやげを探すのもオススメです。
黄金のドームが輝くサルタン・モスク
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サルタン・モスクの大ホールには祈りを捧げる人の姿が。
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リトル・インディア:
鮮やかなサリーやパンジャビ・ドレスを着た女性たちが目立つ、異国ムード満点の地区。セラングーン・ロードを中心に、インドの華やかな衣料品や宝飾品のお店、インド料理店が並んでいます。
観光客の目を引きつけるのは、極彩色のヒンドゥー教寺院。重厚な屋根や壁面にびっしり彫られた、ヒンドゥーの神々の彫刻の細かさに目を見張ります。1855年に建設されたスリ・スリニバサ・ペルマル寺院や、高くそびえる門の屋根が印象的なスリ・ヴィラマカリアマン寺院では、多くのインド系の人々が祈りを捧げる様子が一日中見られます。
もう一つの目玉スポットは、ムスタファ・センター。家電・衣類・食品・宝飾品など、あらゆるものが並ぶ巨大ショッピングセンターです。ここで売られているマーライオンチョコレートや、シンガポール航空のCAの制服柄のポーチなどの定番みやげは、市中のどのお店よりも断然安い! 24時間営業しているので、旅の最後のお買い物にも最適です。
塔門が鮮やかなスリ・スリニバサ・ペルマル寺院
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リトルインディアでは本格インド料理に挑戦してみて!
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3.熱帯の樹木と花々の息吹きに触れよう! ~ボタニック・ガーデン
シンガポールの国花バンダ・ミス・ジョアキム
市中のド真ん中にある、南国の花と樹木の息吹でむせかえるような植物園。東京ドーム11個半が入る巨大なものです。
ここの肝は何といっても「ナショナル・オーキッド・ガーデン」。世界最大規模の蘭園で、約6万株の蘭の花を見ることができます。ビビッドな蘭は写真映えがするため、いつもカメラを持った観光客でいっぱい。
この蘭園の中にある「クールハウス」は、標高の高い森に咲く蘭を集めた場所で、しばしの涼しさを味わえます。「VIP・オーキッド・ガーデン」には、ここを訪れた世界の著名人の名を冠した蘭が咲き誇り、天皇陛下や雅子様の名前が付いた蘭もあります。原種の蘭を集めた「オーキダリウム」では、ぜひシンガポールの国花である「バンダ・ミス・ジョアキム」を見てみてください。藤色の花びらがとてもきれいです。
白鳥の彫像がある大きな池
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ナショナル・オーキッド・ガーデンは華やかな蘭でいっぱい
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雅子様の名前が付いた白い蘭
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標高の高い森に咲く黄色い蘭
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4.白亜のコロニアルホテル ~ラッフルズ・ホテル
シンガポールが世界に誇る超名門ホテル。1887年創建のクラシックな外観が光ります。一般観光客は本館ロビーやレストラン、ショッピングアーケードに入れます。エントランスに常駐していているインド風のターバンを巻いた、ドアマンの制服姿もかっこよく、つい写真を撮りたくなります。
観光客のお目当ては何と言っても、ハイティーのできる「ティフィン・ルーム」。世界中から観光客がやってくるので、必ず予約をしていきましょう。開始時間がきっかり決まっているので、当日は遅刻厳禁。3段トレイに盛られたケーキやサンドウィッチの他に、ビュッフェの点心やトロピカルフルーツも充実しているので、お腹を空かして行くのがコツです。
シンガポール・スリングを生み出した「ロング・バー」で、一杯ひっかけるのもオススメ。おつまみの落花生のカラを床に捨てて良いというのが、ちょっと気分がいいのです。
堂々としたラッフルズ・ホテルのエントランス
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優雅なハイティーの時間を過ごせるティフィン・ルーム
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5.やっぱり一度は見ておきたい! ~マーライオン・パークとその周辺
実物は大きい! マリーナ湾に水を吐くマーライオン
シンガポールと言われてすぐに思いつくのは、やっぱりマーライオン。「世界三大がっかり」なんて憎まれ口を叩かれることもありますが、実物はそうでもありません。マリーナ湾に向かって元気に水を吐いている、全長8.6mものマーライオンは、やっぱり迫力があります!
よく見ると愛嬌のある顔を、正面から拝める位置には、桟橋も伸びています。だから由緒あるフラトン・ホテルと、高層ビル群を背後にしたマーライオンの姿も、ばっちりカメラに納めることができます。夜にはライトアップされるので、輝く夜景を背にしたマーライオンを見るのもまた一興です。
本家マーライオンの後ろには、体長2mのミニマーライオンも背を向けて立っています。ツーショット写真を撮るのにお手頃なサイズなので、常にカメラを持った人が順番待ちをしています。
マーライオン・パークの周辺には、コロニアル時代のクラシックな建築物が並んでいます。アジア文明博物館があるエンプレス・プレイス、時計塔が印象的なビクトリア・コンサートホール&シアター、もとは郵便局だったフラトン・ホテルなど、この一角はまるでヨーロッパ。ここを歩いてみれば、近代シンガポールが開かれた時代の光景が、目に浮かぶような気がするでしょう。
ミニマーライオン。本家マーライオンより貫禄がある?
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本家マーライオン(右)とミニマーライオン(左)の位置関係
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ビクトリア・コンサートホール&シアター
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そびえる柱が印象的なフラトン・ホテル
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シンガポールの見どころベスト5を駆け足でお伝えしましたが、シンガポールの魅力はまだまだ他にもたくさん! 常に変化し続ける都市国家の魅力を、ぜひあなたの目で確かめに来てください。
以上、シンガポールナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-05-08