シンガポールを一日半で回るモデルプラン！

こんにちは、シンガポールナビです。東南アジアの真ん中に位置するシンガポールは、日本から週末を利用して遊びに行ける国。羽田空港－チャンギ空港間を結ぶ航空便が増えて、ますます訪れやすくなりました。今日は、土日でシンガポールを訪れる人が、一日半で観光地を回るためのモデルプランをご紹介します！

今回は、土曜の午前に成田空港発→夕方にシンガポール着、日曜の夜にシンガポール発→月曜早朝に羽田空港着、という週末旅行を想定してみます。JAL、ANA、シンガポール航空で、このスケジュールのフライトを組むことが可能です。

シンガポールに到着！チャンギ空港から市中へ

成田空港を飛び立って約7時間、飛行機はチャンギ国際空港に到着します。ターミナル1、2、3のいずれかに降り立つことになりますが、いずれも英語や中国語とともに、日本語の案内表示もあるので安心。チャンギ空港では、搭乗前に預けた荷物も、びっくりするほど早くターンテーブルに載って出てきます。荷物を回収したらタクシー乗り場に並び、ホテルへＧＯ！　空港から市中心部までは、およそ30分で到着します。シンガポールの日没は19:30頃なので、まだまだ明るいですヨ。

ランの花が出迎えるチャンギ空港

シンガポール航空のCAが歩く空港内

日本語の案内表示もあります。

チャンギ国際空港東南アジアのハブ空港で24時間オープン。Best Airportなど数々の賞を受賞した世界有数の空港ではエンターテインメントも充実。 Googleマップで見る

１日目夜：チャイナタウンで疲れを回復＆中華料理

ホテルにチェックインしたら、MRTに乗ってチャイナタウンに行ってみましょう。シンガポール人口の76%を占める、華人の人々の日常の暮らしが垣間見える場所です。オススメは、ローカルが集まるショッピングセンター「ピープルズ・パーク・コンプレックス」での中国式マッサージ。飛行機に乗りっぱなしで疲れた足や肩を、ちょっと痛いけれどよく効くマッサージで癒してもらってはどうでしょう。同ショッピングセンターの３階には、中国式マッサージのお店がずらりと並んでいます。簡単な日本語が通じるマッサージ店もあります。

ピープルズ・パーク・コンプレックス

３階に並ぶ中国式マッサージのお店

ちょっと痛いけどよく効く足マッサージ

マッサージの後は、もちろん中華料理の夕食を楽しんでください。ピープルズ・パーク・コンプレックスの５階には、ローカルが集まる中華料理店があります。また、チャイナタウン駅から徒歩３分のところにあるスミス・ストリートは、夕方からは中華料理が食べられる屋台街になり、いつもにぎやかです。屋台の脇にあるショップハウスにも、よく知られた中華料理店が揃っています。

５階のレストラン「広東飲食」

名物のカニの蒸しおこわ

実をくりぬいた器で出てくる冬瓜スープ

チャイナタウン複合民族国家のシンガポールで一番多い、中華系の人々の暮らしぶりが見えるエリア。観光やお食事に最適！ Googleマップで見る

ピープルズ・パーク・コンプレックス中華系シンガポーリアンの生活に欠かせないショッピングセンター。３階には中国式マッサージのお店がいっぱい。 Googleマップで見る

この日はホテルに帰ってお休み・・・

２日目午前：オーチャード・ロードでショッピング＆観光

２日目の朝は、ホテルの朝食を軽めに摂ってから、オーチャード・ロードへショッピングに出かけましょう。シンガポールが誇る一大ショッピング・ゾーンには、ブランド物からプチプラのカジュアルファッションまで、幅広い店舗が揃ったショッピング・センターがいっぱい！　アイオン・オーチャード、高島屋SC、パラゴン、３１３＠サマセットなど、よりどりみどりです。アイオン・オーチャード、ウィスマ・アトリア、３１３＠サマセットなどには、ローカルフードが食べられる大きなフードコートもあります。ショッピングの合間のおやつに、ローカルデザートを食べてみてはいかが？　アイスカチャンやチェンドルなどの国民的なかき氷類は、赤道直下の暑さを吹き飛ばしてくれますヨ！

広々としたオーチャード・ロードの歩道		人気のアイオン・オーチャード		アイオン地下２階はカジュアル服揃い
アイオン地下４階のフード・オペラ		国民的かき氷のアイスカチャン		アイスゼリー・ウィズ・マンゴー

お買い物の合間に時間があったら、ちょっと観光タイムを楽しんでみませんか？　３１３＠サマセットとオーチャード・セントラルの向かいに、細い小道の「エメラルド・ヒル・ロード」があります。オーチャード・ロードから一歩逸れただけで、そこは別世界！　シンガポールやマレー半島の伝統的な建築様式、プラナカンスタイルの建築物が並んでいるのです。パステルカラーの瀟洒な家々は、細長い鎧戸と、花やつる草模様に覆われた美しいファサードを持っています。華やかな装飾の建築物は、童話に出てくるお菓子の家のよう。ガラス張りのビルが並ぶオーチャード・ロードとは180度異なる光景を、しばしご堪能ください。

プラナカン建築群が並ぶエメラルド・ヒル・ロード

凝った装飾で彩られたパステルカラーの家々

オーチャード・ロード新しいショッピングモールも次々オープン。シンガポールに来たらまずここへ！ Googleマップで見る

アイオン・オーチャードオーチャード・ロードのシンボルの巨大ショッピングセンター。最新ファッションからローカルフードまで、幅広く楽しめます！ Googleマップで見る

シンガポール高島屋SCブランドものからカジュアルなファッションまで、何でも揃う巨大ショッピングセンター。レストラン街にはアジア各国の料理が勢ぞろい。 Googleマップで見る

パラゴン有名ブランドのブティックが並ぶショッピングセンター。ローカルに人気のカジュアルなファッションのお店も充実！ Googleマップで見る

３１３＠サマセットシンガポーリアンの大好きなファスト・ファッションが充実しているショッピング・センター。１階のレストラン街「ディスカバリー・ウォーク」も人気。 Googleマップで見る

エメラルド・ヒルまるで宝石箱のような、プラナカン様式の建築群。オーチャード・ロードのショッピングの合間に、気軽に見られる通りがあります。 Googleマップで見る

２日目午後：リトルインディアで昼食＆観光

お昼時になったら、MRTでリトル・インディアに移動しましょう。オーチャード駅からリトル・インディア駅までは約10分です。リトル・インディアは、多民族国家のシンガポールならではのエキゾチックな気分を味わえる場所です。美しいサリーやパンジャビ・ドレスを着た女性たちが歩くリトル・インディアには、本格的インド料理の店がいっぱい。特にリトル・インディア駅近くのレース・コース・ロードや、ファーラー・パーク駅近くのキッチナー・ロードの周辺に、多くのレストランが並んでいます。チキン、マトン、エビなどが入った香辛料の効いたカレーを、ナンやサフランライスとともに食べると、パワーが湧いてきますよ。飲み物は、マンゴーなどの南国ならではのフルーツが入ったラッシーをどうぞ！

異国情緒の漂うリトル・インディアの道

香辛料の効いた本格的インドカレー

チキンがおいしいムルクティカマサラ

お食事の後はリトル・インディアでの観光をお楽しみください。セラングーン・ロード沿いにあるヒンドゥー教寺院は、あっと驚く鮮やかな色彩。高くそびえる門の屋根が印象的なスリ・ヴィラマカリアマン寺院や、塀にずらりとヒンドゥー教の神々が並ぶスリ・スリニバサ・ペルマル寺院は、精緻なレリーフや彫刻で彩られています。多くのインド系の人々が一日中祈りを捧げる堂内は、たいへん厳か。寺院には靴を脱いで入るため、着脱しやすい靴やサンダルを履いていると便利です。また、セラングーン・ロードを東にそれたシード・アルウィー・ロードに面する「ムスタファ・センター」では、定番みやげのマーライオンチョコレートやクッキーが、市中のどこよりも安く買えます。ここでまとめておみやげを購入するのもグーです。

高い塔門が印象的なスリ・ヴィラマカリアマン寺院		1855年建設のスリ・スリニバサ・ペルマル寺院
スリ・スリニバサ・ペルマル寺院の天井のレリーフ		スリ・スリニバサ・ペルマル寺院のガネーシャ像

リトルインディアスパイシーな香りと、サリーを着た女性たち。一歩踏み入れればそこはまさにインド！ Googleマップで見る

スリ・ヴィラマカリアマン寺院リトルインディアの中心的存在のヒンズー教寺院。観光客も自由に入ることができます。 Googleマップで見る

スリ・スリニヴァサ・ペルマル寺院重要記念建築物に指定されたヒンズー寺院。広々とした寺院内で座って見上げるだけで、色とりどりの像が楽しめます。 Googleマップで見る

ムスタファ・センターリトルインディアのスーパーマーケットといえばここ！何でも揃ってしかも24時間営業。 Googleマップで見る

２日目夕方～夜：やっぱり見ておきたいマーライオン＆ローカルフードで夕食

リトルインディアの観光を終えたら、MRTでラッフルズ・プレイス駅へ移動しましょう。リトル・インディア駅からラッフルズ・プレイス駅までは約10分です。目的地はマーライオンパーク。言わずと知れた、シンガポールのシンボルがいる公園です。やっぱりシンガポールに来たからには、ぜひ見ておきたい！　ラッフルズ・プレイス駅から徒歩10分ほどで到着します。全長8.6mの、人魚のようなライオンが水しぶきを吐き出す姿は、かなりの迫力。マーライオンの視線の先には、マリーナベイ・サンズの3つのタワーがそびえ立つ姿も見えます。ビルの上に載った空中庭園「サンズ・スカイパーク」の、宇宙的な光景も必見です。

勢いよく水しぶきを上げるマーライオン

奥の桟橋では、世界中からの観光客が記念撮影中

マーライオンを見た後は、ホーカーズかフード・コートで、早めの夕食はいかがでしょう。ホーカーズおよびフードコートではローカルフードを手軽に味わえるうえ、料理の注文と支払いを同時に終えることができるので、時間の限られた旅行者の食事に最適です。ラッフルズ・プレイス駅から歩いて行ける範囲には、150年前の市場をオシャレに変身させたホーカーズ「ラオ・パサ・フェスティバル・マーケット」があります。シンガポールの国民的メニューであるチキンライス、バクテー、ラクサ、キャロットケーキなどの店舗が勢揃い。一緒にローカルデザートもぜひお試しください。宿泊したホテルの近くにホーカーズかフード・コートがあれば、そちらへ移動して食べるのも、荷物の移動を行ううえで効率的です。