オーチャード・ロードでのお買い物中にフラリと立ち寄れるオシャレなフードコート。ローカルフードの名店がいっぱい!
こんにちは、シンガポールナビです。今日はシンガポールのフードコートの代表格、「フード・リパブリック」をご紹介します。今回ご案内するのはショッピングの中心地オーチャード・ロードにある、「313@サマセット」のフード・リパブリック。明るく近未来的な内装のフロアには1000席ものテーブルがあり、ゆったり食事を楽しめるのが特徴です。「ストール」と呼ばれる屋台のような店舗には、ローカルフードの名だたるお店が勢揃い。お買い物の合間に、気軽にシンガポールの庶民の味を楽しめます。単品メニューは5 Sドルほどでたいへんお手頃、旅行者にとって注文しやすいセットメニューも充実していて言うことなし。旅の思い出に是非ご活用ください!
5階に広がるローカルフードの国へGO!
フード・リパブリックのある313@サマセットは、MRTサマセット駅に直結しています。エスカレーターでショッピングセンター内を登っていくと、若いシンガポーリアンに人気のカジュアルファッションの店舗がいっぱい。5階まで上がると、吹き抜けの天窓から陽光が差す、明るいフードコートが目の前に広がります。吹き抜けの周囲には1000席のテーブルが並び、壁際にはローカルフードのストールが勢揃い。店名とともに名物の料理の名前が大きく表示されているので、食べたい料理をじっくりチェックしましょう。行列ができている人気店も意外に早く注文の順番が回ってくるので、時間があれば思い切って並んでみるといいですヨ!
ストールに並んでさっそく注文。トレイやフォーク類は自分で用意します。
ストールに並んだら、具体的に注文するものを決めましょう。店内の上部には写真入りのメニューが大きく掲げられているので、順番を待つ間にチェックしておくと効率的です。単品メニューだけでなくセットメニューを用意している店も多いので、選択に迷ったらそちらを注文するのもオススメ。自分の順番が来たら料理の名前を告げ、その場で料金を支払います。クレジットカードは使えないので要注意。少額の紙幣やコインをあらかじめ用意しておくとスムーズに支払いが完了します。
注文が済んだらトレイの上にフォークや箸を載せて、料理が出てくるのを待ちます。料理の受け渡し口がレジの横にある店もあるので、その場合は前の人と同じように移動しましょう。つけあわせのチリソースや薬味などは、自分で小皿に盛り合わせておきます。トレイやフォーク等は洗ったまま水で濡れていることが多いので、あらかじめハンカチなどを用意しておくと安心。料理を受け取ったらテーブルのスペースに移動して、空いている席を探しましょう。1000席もあるので必ず空席がみつかるはず!
飲み物はストールで買うか、セグウェイ・ガールに注文!
料理とともに注文しておきたいのが飲み物。「ホット&コールド」のストールでは、各種ジュースからミネラルウォーターまでいろいろな飲み物が注文できます。「デザート」のストールでは南国らしいフルーツを使った生ジュースが充実。もちろんチェンドルやアイスカチャンなどの、シンガポールのローカル・デザートも揃っています。さらにこのフードコートでは、セグウェイに乗ってジュースを販売する店員たちも活躍。手をあげて呼び止めると、さっとテーブルまでいろいろな飲み物を運んできてくれます。お金はその場で支払えばOK、ラクチンですよ。
それでは、ここから先は代表的なストールを見ていきましょう。人気のローカルフードが満載です!
サージェント・ハイナニーズ・チキンライス(三巡海南鶏飯)
シンガポールのローカルフードの代表格、チキンライスのストール。チキンライスの有名店「チャターボックス」のシェフが始めた店舗です。さっぱりした味のライスは香りが良く、とろける味わいのチキンにぴったり。出汁の効いたチキンスープも付いてきます。チキンにチリソースを付けて食べると、ほどよい刺激が加わってまた別のおいしさが味わえますよ。青菜炒めの付いたセットメニューも人気です。
タイホン(泰豊)
フライド・ホッケン・ミーの有名店が出しているストール。シンガポールのローカルフードの中でも日本人の味覚に最も合うと言われてのが、この福建式の海鮮焼きそばです。塩味のダシでエビやイカとともに麺を炒めており、さっぱりした味わいが魅力。付け合わせのライムをしぼり、チリサンバルを少しずつ混ぜながら食べると、刺激が加わって深い味わいになまります。エビの殻は手で剥くので、ウェットティッシュを用意しておくと快適に食べられますよ。
フライド・ホッケン・ミーの名店、タイホンのストール
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塩味のダシで炒めた麺に、エビやイカがたっぷり。
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オーチャード・ヨンタオフー(Orchard Yong Tau Foo)
客家料理のヨンタオフー(醸豆腐)のストール。日本のおでんに似た料理で、豆腐やフィッシュボールなどの好きな具をお椀の中に入れて、お店の人に湯がいてもらいます。スープと麺を入れて一緒に食べるのが一般的。出汁の効いたスープはあっさりしていて、日本人の味覚にぴったりです。自分で具を選べるため、食欲に応じて量を調整できるのも魅力。ヘルシーな料理として、ローカルに人気があります。
ラオ・ディ・ファン シザーカット・カレーライス(老地方剪刀剪伽哩飯)
好きなお肉と野菜の具を選んでカレーソースをかける、シンガポールの独自スタイルのカレーのお店。ジャラン・ベサールにある名店が出しているストールで、お店の人がお肉をはさみでカットしてくれることが特徴です。特に人気のある具は「Pork Chop」と呼ばれるカツレツ。カリカリした衣と肉の噛み応えが、マイルドなカレーソースに合っています。具を選ぶときには、料理の名前がわからなくてもショーケースの中身を指差せばOKです。
フォルモサ・ディライツ・ハンドメイド・ヌードル(清香館)
独特な形のモチモチした麺料理、「刀削麺」の名店のストール。小麦粉の生地を「く」の字型の刃物で削っているため、厚い部分と薄い部分を持つ麺が出来上がります。こってりと出汁が効いたスープの中には、牛肉、鶏肉、豚肉の中から好きなものを選んで入れてもらいます。青菜もたっぷり入っているので食べ応えがありますよ。付け合わせの唐辛子をスープに入れると、ピリ辛のインパクトの強い味になります。
刀削麺の名店、清香館のストール
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食べ応えがある刀削麺。中身は牛肉を選んでみました。
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トースト・ボックス(TOAST BOX)
シンガポールに30以上の店舗を持つ、カフェチェーンのストール。目玉はなんと言ってもカヤトーストで、様々なセットメニューが用意されています。カリカリに焼いた薄いパンに、カヤジャムとバターがたっぷり挟んであるカヤ・トーストは、ショッピングの合間のおやつにぴったり。卵とココナッツミルクとパンダンリーフから作られたカヤジャムは、疲れによく効く甘さです。シンガポーリアンは半熟卵の付いたセットを注文して、スプーンでカヤトーストに卵を塗りながら食べるのを好みます。
SF映画のセットみたい。ユニークなオブジェが並ぶ空間
このフードコートには、あちこちに独特なフォルムのオブジェが設置されています。無数の鉄の棒で作られた不思議な人間たちの像や、宇宙船の部品のような照明、ゾウが鼻を掲げたようなスタッフ専用の倉庫など・・・。食事を楽しみながら、映画スタジオかモダンアートの博物館に遊びに来たような気分まで味わえます。お気に入りのオブジェを探してみてください。
明るく清潔で開放的なフード・リパブリックは、シンガポーリアンに大人気。さらに、注文のしやすいメニュー表やセットメニューなどを置いていることで、多くの外国人観光客も引きつけています。オーチャード・ロードでのショッピングの合間に訪れて、ぜひ気軽にローカルフードを楽しんでくださいね。以上、シンガポールナビでした。