シンガポーリアンのお気に入り! ホーカーズやフードコートで食べられる、10種類の代表的ローカルスイーツをご紹介。
こんにちは、シンガポールナビです。本日はホーカーズやフードコートで食べられる、シンガポールのローカルスイーツについてご紹介します。南国らしい素材を使ったスイーツは、独特のおいしさ。きっと旅の印象的な思い出になります!
1.チェンドル(Chendol)
シンガポールの冷たいデザートの代表選手。ブラウンシュガーのかかったかき氷、緑色のゼリーが入ったココナッツミルク、そして茹でたあずきが三段の層になっています。ブラウンシュガーの甘みがかき氷にマッチしていて、暑いシンガポールの気候にぴったり。あずきのほの甘さも、日本人には親しみやすいものです。緑のゼリーは米粉で出来ていて、パンダンリーフで色と香りが付けられています。底の方には「アタップチー」と呼ばれるニッパ椰子の実が入っていることもありますヨ。
三段の層になっているチェンドル
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二層目の緑のゼリーと底から出てくるアタップチー
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2.アイスカチャン(Ice Kacang)
こちらもシンガポール名物の三色かき氷。ブラウンシュガーの茶色、緑のシロップ、赤いシロップで色分けされています。氷の上にはコーンがまぶされており、氷を掘ると中から茹でたあずきが。さらにこのかき氷も、底にアタップチーが入っているのが普通です。アタップチーの食感はナタデココに似ていて、その噛み応えがハマるとクセになります。
三色にくっきり分けられたアイスカチャン
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かき氷の底から出てきたのは、やっぱりアタップチー
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3.ボボ・チャチャ(Bobo ChaCha / Bubur ChaCha)
「ボボ」はマレー語でお粥、「チャチャ」は豊富なことを表します。その実態は、サツマイモやタロイモを色とりどりのゼリーと一緒に、ココナッツミルクで煮込んだもの。お汁粉に近い感じのスイーツです。かなり甘みの強い味で、イモ類が豊富に入っていることもあり、食べ応えもたっぷり。熱いものと冷たいものの二種類があるので、注文するときにどちらを食べたいかを伝えましょう。
白いマレー風お汁粉、ボボ・チャチャ
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イモ類やカラフルなゼリーがどっさり入っています。
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4.ボボ・ヒタム(Bobo Hitam / Bubur Hitam)
こちらはボボ・チャチャとは対照的に、黒いお汁粉。「ヒタム」はマレー語で「黒」を表します。中身は黒米とあずきを煮たものに、ココナッツミルクをかけたもの。抑えた上品な甘さが特徴で、日本人の味覚に合います。全体をココナッツミルクと混ぜ合わせて食べると、マイルドさが加わって、また別の味わいを楽しめます。黒米のプチプチ感と、あずきのふにゃりとした食感がマッチ。
ココナッツミルクのかかった黒いお汁粉、ボボ・ヒタム
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黒米とあずきのツブツブ感を楽しみます。上品な甘さ。
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5.アイスゼリー・ウィズ・マンゴー(Icejelly with Mango)
かき氷の上に、角切りにしたマンゴーと半透明のゼリーを載せたもの。たっぷり載せられたマンゴーが、南国気分を盛り上げます。ゼリーには甘みがなく、ねっとりした甘さのマンゴーと合わせて食べると、絶妙なさっぱり感。ライムが付いているので、全体に搾ってかけると、さらに爽快な味になります。
さっぱりした味わいのアイスゼリー・ウィズ・マンゴー
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マンゴーがたっぷり載せられています。
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6.アイスゼリー・ウィズ・サワーソップ(Icejelly with Soursop)
かき氷の上に、サワーソップという甘酸っぱいトロピカルフルーツと半透明のゼリーを載せたもの。ジェル状のサワーソップと氷のしゃきしゃき感が、不思議に調和しています。ほどよく効いた酸味がさわやかで、湿度の高いシンガポールの暑さを吹き飛ばしてくれますヨ。これも付け合わせのライムが付いていて、搾ってかけるとさらにさわやかさが増します。
酸味がさわやかなアイスゼリー・サワーソップ
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サワーソップのねっとり感と、かき氷のかみ応えがマッチ
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7.チェントゥン(Cheng Tng)
ロンガン、ナツメ、白キクラゲなどの漢方系の素材が入った甘いスープ。チェントゥンとは中国語で「透き通ったスープ」を意味します。その名のとおり、透明感のある焦げ茶色をしたスープで、さっぱりした味わいのお汁粉のよう。熱いものと冷たいものの二種類があります。ロンガンのフレッシュさ、ナツメのしゃりしゃり感、キクラゲのふにゃふにゃした歯ごたえが、絶妙なハーモニーを奏でています。
ヘルシーな甘いスープ、チェントゥン
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ロンガン、ナツメ、キクラゲの食感が調和しています。
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8.ハニーデュー・サゴ(Honey Dew Sago)
かき氷の上に、丸くカットしたメロンと色づけされたサゴ(タピオカ)を載せたもの。メロンの青っぽい爽やかさと、メロンシロップが染みたココナッツ味のかき氷が、フレッシュな風味を醸し出します。シャクシャクした噛み応えのメロンとサゴのツブツブ感が、口の中で弾けます。
メロンの青っぽい甘さがおいしいハニーデュー・サゴ
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かき氷の上にメロンとサゴがどっさり
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9.レッド・ルビー・ウィズ・サゴ(Red Ruby with Sago)
もともとはタイのデザートですが、シンガポーリアンも大好き。クワイの実をサイコロほどの角形に切り、赤い片栗粉で色づけしたものが、氷の上にどっさり載っています。緑や黄色に色づけされたサゴも載っているので、かなり鮮やかな色。片栗粉でコーティングされたクワイの実の表面はもちもち、中身はシャキシャキ。このギャップがたまりません。
レッド・ルビーの赤と、色づけされたサゴが鮮やか
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もちもち、シャキシャキした食感のレッド・ルビー
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10.ハニー・シーココナッツ(Honey Sea Coconut)
オオギヤシの実「シーココナッツ」を黒蜜に漬けたものと、カットフルーツがかき氷の上にどっさり載っています。焦げ茶色に染まったシーココナッツの、ぐんにゃりした食感が何とも言えないおいしさ。溶けた後のかき氷も、黒蜜のジュースのようで、つい最後まで飲みたくなってしまいます。
黒蜜の甘みがかき氷によく合うハニー・シーココナッツ
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ぐんにゃりした食感がクセになるシーココナッツ
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これらのローカルスイーツは、ホーカーズやフードコートで、わずか2~3 Sドルほどで食べられます。注文したらその場ですぐに出てくるのも嬉しいところ。ただ、マレー語や中国語の商品名は、たまに発音が難しいものがあります。「チェントゥン」を注文したら「チェンドル」と勘違いされたり。商品名がなかなか伝わらないときは、お店のメニューを指さしたり、紙に書かれた商品名を見せて注文してみてくださいね。以上、シンガポールナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-03-04