遠足気分で日帰り旅!国境の町マレーシア・ジョホールバルへ行ってみよう!
こんにちは、シンガポールナビです。オーチャードでのショッピング、ホーカーセンターでのローカルグルメの食べ歩きも楽しいけど、遠足気分でお隣の国・マレーシアへ足を伸ばすのはいかが?パスポートを持ってバスで気軽にお隣の国まで行けるんです!今回の目的地は国境の町、ジョホール州の州都・ジョホールバル(通称JB)。週末は、JBへ買い物に出かけるシンガポール人や、シンガポールで仕事をしているマレーシア人が実家に帰ったりとシンガポールとJBの国境付近はすごーい混雑です。今回は気軽に行けるJBへ週末を利用して行って来ました~。
ジョホールバルまでの交通手段
交通手段はいろいろ。安くいけるのは、エキスプレスバスと、MRT&路線バス。タクシーはバスに比べて割高だけど、やっぱり便利さではかなわないでしょう!
時間に余裕があるときは電車もいいかも…
【
タクシー】
流しのタクシーやタクシースタンドに止まってるタクシーに、「JBまで!」とお願いしてもだめ。ブギスにある国境越え用のタクシー乗り場から。
【
電車】
タンジョンパーガーにある鉄道駅が11年6月末に廃止されたことから、現在では北部ウッドランズにある「ウッドランズ・トレイン・チェックポイント」からとなります。本数も少なく、時間もかなりかかるので日帰りではちょっと難しいか。
*2015年7月からはジョホール・バル-ウッドランズ間を走るシャトル電車が開通しています。
【MRT&路線バス】
南北線(ノース・サウス・ライン)のウッドランズ Woodlands 駅かクランジ Kranji 駅からバスに乗って。
【エキスプレスバス】
ブギスからノンストップでシンガポールの国境まで行ける時間短縮型。時間を無駄なく使いたい人には便利。
ジョホールへ-タクシー編
ブギスのQueen StにあるJB行きバス乗り場の隣りに、JB行きタクシースタンドがあります。そこから乗って、JBのタクシースタンドまでそのまま。シンガポール出国&マレーシア入国も車にのったまま。パスポートと出入国カードをタクシーの運転手さんにその都度渡すだけ。出入国カードはタクシーの運転手さんが持ってます。車内で揺れながら書き込んでください。
ジョホールへ-電車編
11年7月からシンガポールの玄関口となったこの駅からももちろんジョホールへ行けます!ただし、電車の本数が少なくて、国境となる橋を渡った先が目的の駅となってしまうので、車窓からの眺めも楽しむ時間がないかも。旅行シーズンなどは事前にチケット購入することをお勧めします!
ジョホールへ-MRT&路線バス編- Woodlands駅から
MRT ウッドランズ(Woodlands・NS9・ノースサウス線)駅に到着したら、駅にあるバスターミナルへ移動。950番のバスがJB行きです。渋滞がなければ10分ほどでシンガポールの出国手続きをするウッドランズ・チェックポイント(Woodlands Checkpoint)へ到着。
*EZ Linkカードを持っている人は、MRTだけでなく、JB行きのバスにも同カードが使えます!
ジョホールへ-MRT&路線バス編-Kranji駅から
MRT クランジ(Kranji・NS7・ノースサウス線)駅に到着したら歩道橋をわたって反対側にあるバス停へ移動。ここからは160番、170番のバスがJB行きです。渋滞がなければ、10分ほど。あっという間にウッドランズ・チェックポイント(Woodlands Checkpoint)へ到着。
*EZ Linkカードを持っている人は、MRTだけでなく、JB行きのバスにも同カードが使えます!
ジョホールへ-エキスプレスバス編
ブギスのQueen StにあるJB行きバスターミナルからバスに乗車。エキスプレスバスは、そのままウッドランズ・チェックポイント(Woodlands Checkpoint)まで直行!バスの運賃は、バスに乗る前に現金で支払います。小銭がない場合は、バス乗り場で両替してもらえるのでご安心を。バスの切符はぺらぺらの紙ですが、JBに到着するまで保管してください。(シンガポール出国手続きが終わった後再びバスに乗るときに提示します。)
シンガポールの出国手続きからマレーシアの入国手続き
バスでウッドランズ・チェックポイント到着したら、パスポートとシンガポール入国の時に渡された出入国カードの半券(出国部分)を持って、外国人専用レーンに並びます。無事、出国手続きが終われば、再び同じバスに乗り込みます。乗り込んだバスは、シンガポールとマレーシアの国境の橋を渡り10-15分ほどで、マレーシアのイミグレーションへ到着!そのままマレーシアの入国手続きを済ませます。
*タクシーで国境越えする人はタクシーにのったまま手続きを済ませます。
注意事項
【書類編】
日帰り遠足気分でも、もちろんパスポートは必須です。時々うっかり忘れてしまう人がいるらしいですが、もちろんシンガポール出国もできず。これでは遠くに見えるマレーシアをちら見するだけになってしまうので、お忘れなく。マレーシア入国には、パスポートの有効期限は6ヶ月以上必要です。シンガポールの入国にも有効期限まで6ヶ月以上必要なので、シンガポールに入国できたと言うことは、まず問題ないですね。
【国境越え編】
マレーシア入国手続きに向かう車、車、車。
週末のJB行きはすごく混雑します。特に土曜の午後は延々と続く大渋滞でマレーシアに入国するまでに2、3時間かかってしまうことも。週末に日帰り遠足を楽しみたい人は、早めの出発がお薦めです。以前は、シンガポールとマレーシアの国境の橋を徒歩で渡れたのですが、今は徒歩の国境越えは不可。JB側のチェックポイントが移転し、現在も道路工事が続いているので、バスやタクシーでのみ国境越えができます。マレーシアの通貨(リンギット)持参してなくてもご安心を。マレーシア入国すれば両替所が数軒あります。レートもなかなか良く、シンガポールドルや、日本円からの両替ももちろんOK!
【治安編】
残念ながら、シンガポールほど治安がよくありません。スリのターゲットにならないためにも、ブランド物の買い物をした袋などを持ち歩いて行くのはやめたほうがいいでしょう。服装も、ドレスアップ不要。現地の人たちのようにTシャツとパンツなどカジュアルな格好で十分です。女性一人でタクシーに乗るのもお薦めできません。
【タクシー編】
ここでタクシーチケットが買えます。
マレーシアのタクシーは基本交渉制です。でも最近うれしいことに、メーターのあるタクシーも増えてきました。これで乗車前の運賃の交渉もしなくていいので一安心。エネルギーの温存ができますね。また、JBのチェックポイントにあるタクシー乗り場ではタクシーチケットが買えます。このチケットセンターで行き先を告げて料金を払い、あとはタクシーに乗るだけ。降車のときの支払いもありません。
【その他】
シンガポールのチェックポイント域内すべて写真撮影禁止です。警察官も巡回しているので潔く諦めましょう。
いかがでしたか?シンガポールの出国、マレーシアの入国と手続きが面倒かもしれないけれど、簡単に国境越えが出来てしまう手軽な日帰り旅。シンガポールのように、整備された道路、ごみがない綺麗な町というわけではないけれど、ゆるーい空気が流れているJB。ここから少し足を伸ばせば、さらに自然あふれるゆるーいマレーシアが楽しめます。美味しいご飯にマッサージ、お買い物だって楽しめるJB。是非楽しんでみてください。以上、シンガポールナビでした。
その他情報
*タンジョンパーガー駅の廃止にともない、一部内容を更新しました。<2011.8.30>
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-08-30