バードパークでリニューアルしたペンギン舎と猛禽ショーを見てきました!

ペンギンやパフィンの暮らしぶりがよくわかる新しい施設が人気。進化した猛禽ショーも迫力満点!

こんにちは、シンガポールナビです。シンガポール有数の観光地であるジュロン・バードパークは、園内の施設を次々に拡張してその魅力を増しています。現在は、2010年12月にリニューアル・オープンしたペンギン・コーストと、2011年3月にバージョンアップされた猛禽ショー「キングス・オブ・ザ・スカイ」が人気! 本日はこれらの新顔の施設やショーを中心に、ジュロン・バードパークの最新の見どころをお伝えします。

入口を抜けるとすぐそこにペンギン・コースト

ジュロン・バードパークは、MRTイーストウエスト線のブーン・レイ駅からバスで約15分。バードパーク前のバス停のみ、運転手が「バードパークはここで下車」とアナウンスしてくれるので安心です。ランの花のアーチを抜け、入口をくぐると、リニューアルされたペンギン舎、「ペンギン・コースト」はすぐ目の前。中に入ると地上と水中を動き回る、ペンギンたちの大パノラマが広がっています!
バード・パーク入り口の看板

バード・パーク入り口の看板

ペンギン・コーストの入り口

ペンギン・コーストの入り口

ペンギン・コーストの大パノラマ

ペンギン・コーストの大パノラマ

派手なクチバシのパフィンから貫禄たっぷりのオオサマペンギンまで!

派手なくちばしとオチャメな表情で人気のパフィン

派手なくちばしとオチャメな表情で人気のパフィン

ペンギン・コーストに入ると、まず手前にパフィンたちがいるコーナーがあります。アイスランド近辺や北アメリカ東部で繁殖するパフィンは、赤、黄色、灰色で彩られた派手なくちばしで有名。日本のまんがにも登場するほどオチャメな表情が印象的な鳥で、岩の上をとことこ歩く姿や、水上をのんびり泳ぐ姿を楽しむことができます。目の上と後ろに黒いアイラインがあり、これが角のような形なので、日本名は「ニシツノメドリ」と言います。が、角というよりもこのアイラインのおかげでキョトンとした顔に見えちゃうんだなァ!愛らしさにあふれた海鳥です。
貫禄のある姿が印象的なオオサマペンギン

貫禄のある姿が印象的なオオサマペンギン

パフィンの左側に広がるのがペンギンのコーナー。広々とした空間にはオオサマペンギン、フェアリーペンギン、マカロニペンギン、イワトビペンギン、フンボルトペンギンの5種類が、計200羽以上飼育されています。岩の上を歩き回る姿の楽しさもさることながら、水中をびゅんびゅん泳ぐ様子が本当にすごい! ペンギン・コーストは全面ガラス張りになっているので、水の中を飛ぶように泳ぐペンギンたちの姿がよくわかります。コースト内の壁は全面が鏡になっていて、自分の姿を鏡に映して眺めているペンギンがいるのも面白いのです。
鏡に自分の姿を映すオオサマペンギン

鏡に自分の姿を映すオオサマペンギン

悠々と泳ぐフンボルトペンギン

悠々と泳ぐフンボルトペンギン

観客の目の前に歩いて来て、ポーズ!

観客の目の前に歩いて来て、ポーズ!

楽しいペンギンの餌付けタイム

ペンギン・コーストでは1日に2回、10時30分と15時30分に飼育員による餌付けが公開されています。最初に行われるのは、屋外プールでのフンボルトペンギンの餌付け。飼育員さんがバケツから取り出すカラフトシシャモに、われ先にとクチバシを伸ばしてくるペンギンの姿には、つい微笑をそそられます。バードパークではシシャモの他にも、ペンギンの健康を保つために各種ビタミン剤も与えているそうです。
屋外プールのフンボルトペンギンに餌を与える飼育員

屋外プールのフンボルトペンギンに餌を与える飼育員

飼育員の手からシシャモを食べるフンボルトペンギン

飼育員の手からシシャモを食べるフンボルトペンギン

屋外プールの後は、屋内の大パノラマの中で餌付けタイム。5種類ものペンギンが飼育員さんが差し出す魚に向かって、ぞろぞろと歩いてくる様子はなかなか壮観です。水中に投げ込まれた魚を追って、何羽ものペンギンがすごいスピードで泳ぐ光景も迫力満点。厳しい大自然の中で生きる、ペンギンたちの本能の力強さを確認する瞬間です。
餌をついばむマカロニペンギン

餌をついばむマカロニペンギン

水中へ投げられた魚へまっしぐら

水中へ投げられた魚へまっしぐら

魚をもらうオオサマペンギン

魚をもらうオオサマペンギン

バージョンアップされた新しい猛禽ショー「キングス・オブ・ザ・スカイ」

ペンギン・コーストを見学した後で順路を右に歩いていくと「ホーク・ウォーク」に当たります。ここはリニューアルされた猛禽ショー「キングス・オブ・ザ・スカイ」が行われる舞台。1日2回、10時と16時にダイナミックなショーが披露されます。15時30分のペンギンの餌付けタイムの後で足を運ぶと、効率よく見ることができますよ。キングス・オブ・ザ・スカイに出演するのは、鷲、鷹、ハヤブサなどの、普段は間近でお目にかかることのない大型の鳥たち。客席の後ろから目にも留まらぬ速さで飛んできて調教師の肩の上に停まったり、狩りの様子を再現したり、スケールの大きな演技を見せてくれます。特にモンゴルで行われてきた馬上の鷹狩りの実演は圧巻。調教師さんたちが華麗な民族衣装をまとって鷹を扱う様子もカッコイイ! 猛禽と人との信頼関係が伝わってくるエキサイティングなショーを是非ご覧ください。
モンゴル伝統の馬上の鷹狩りの再現

モンゴル伝統の馬上の鷹狩りの再現

民族衣装をまとって鷹を扱う調教師

民族衣装をまとって鷹を扱う調教師

華麗な衣装で鷹を扱う女性の調教師

華麗な衣装で鷹を扱う女性の調教師

大きなイヌワシがひらりと飛んでくる様子は迫力

大きなイヌワシがひらりと飛んでくる様子は迫力

倒れた牛のオブジェに群がるハゲタカたち

倒れた牛のオブジェに群がるハゲタカたち

鮮やかなインコの楽園、ロリー・ロフト

お目当てのショーを見た後は、鮮やかな鳥たちと触れ合えるコーナーを回ってみましょう。バードパークの敷地の南部にある「ロリー・ロフト」では、オトメズクロインコやゴシキセイガイインコなどのカラフルなインコたちを手に載せてエサを与えることができます。ここは森をすっぽり覆った巨大な鳥舎で、9階建ての高さと300平方メートルの広さの施設の中は、美しいインコの鳴き声でいっぱい! 木々の間をよく見ると、あちこちに派手な色の羽のインコたちが潜んでいます。隅々まで見渡して、鳥たちの楽園を堪能してください。
ずらりと並ぶゴシキセイガイインコ

ずらりと並ぶゴシキセイガイインコ

エサをめぐるインコたちのけんか

エサをめぐるインコたちのけんか

森を覆った巨大な鳥舎の中心部

森を覆った巨大な鳥舎の中心部

枝に留まるオトメズクロインコ。羽が鮮やか!

枝に留まるオトメズクロインコ。羽が鮮やか!

森の中から見つめるゴシキセイガイインコ

森の中から見つめるゴシキセイガイインコ

熱帯雨林の小鳥が飛び交うジャングル・ジュエルズ

ロリー・ロフトを出て順路を西へ進むと「ジャングル・ジュエルズ」があります。ここは中米および南米の熱帯雨林に棲む、宝石のような小鳥たちが飛び交うスペース。ロリー・ロフトと同じく森をまるごとすっぽりと覆った鳥舎で、青い羽が印象的なズグロミツドリや、金色の羽が輝くようなコガネメキシコインコたちが目の前でさえずっています。特にコガネメキシコインコは人間に対して物怖じしないので、のびのびとした姿を見せてくれてかわいいのなんの。出入り口の檻の中にいるオニオオハシも、バナナのような巨大なクチバシと青い目が必見です。
小川が流れるジャングル・ジュエルズ

小川が流れるジャングル・ジュエルズ

エサ台に舞い降りたキンノジコ

エサ台に舞い降りたキンノジコ

青い羽が目立つズグロミツドリ

青い羽が目立つズグロミツドリ

樹上で豊かな表情を見せるコガネメキシコインコ

樹上で豊かな表情を見せるコガネメキシコインコ

巨大なクチバシと青い目が印象的なオニオオハシ

巨大なクチバシと青い目が印象的なオニオオハシ

世界最大の鳥類飼育場、アフリカン・ウォーターフォール・エイビアリー

ジャングル・ジュエルズを道なりに歩いていくと、アフリカの鳥類が飼育されている「アフリカン・ウォーターフォール・エイビアリー」があります。2ヘクタールもの熱帯雨林を囲ったこの施設は、鳥類飼育場としては世界最大。敷地内には落差約30mの巨大な人口の滝もあり、涼しい空気を生み出しています。この施設で見られるのは、オレンジ色のお腹と青い羽が目立つツキノワテリムクや、つぶらな瞳がかわいいキエリクロボタンインコなどの鮮やかな小鳥たち。さらにホロホロチョウやミナミジサイチョウなどの大型の鳥もひょうひょうと歩き回っており、観光客の驚きを誘っています。10時30分と14時30分には餌付けタイムもありますので、ぜひアフリカの鮮やかな鳥たちに触れてみてください。
落差が30mもある巨大な人口の滝

落差が30mもある巨大な人口の滝

青い羽が輝くツキノワテリムク

青い羽が輝くツキノワテリムク

エイビアリー内に架かる吊り橋

エイビアリー内に架かる吊り橋

黄色と緑の羽が鮮やかなキエリクロボタンインコ

黄色と緑の羽が鮮やかなキエリクロボタンインコ

のんびりと歩き回るホロホロチョウ

のんびりと歩き回るホロホロチョウ


バードパークの敷地内ではこの日もあちこちで工事が行われていて、近いうちにさらに魅力的な施設が加わるであろうことを予感させました。足を運ぶたびに新たな魅力を増すバードパークに是非遊びに来てくださいね。姿も鳴き声も美しい鳥たちの癒し効果は抜群ですよ! 以上、シンガポールナビでした。
関連タグ:バードパーク観光

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-09-30

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