旅行者のためのシンガポール安全情報

安全で楽しいシンガポール旅行にするために気を付けなければならないことをまとめました!

こんにちは、シンガポールナビです。
東南アジアの中でも断トツの治安の良さを誇るシンガポールは日本と同じぐらいかそれ以上に安全な国という印象が強いです。日本からいらっしゃる皆さんの中にも、近代的で整然とした平和な街並みを実際目の当たりにし、思わず気が緩んでしまうという方もいらっしゃるかも知れませんね。しかし、いくら安全なシンガポールでも流石に犯罪がゼロということは決してありません。折角の楽しい旅行を台無しにしてしまわないためにも、一度読んでみてください。

スリ・置き引き・ひったくり

外国人観光客を狙ったスリや置き引きなどの軽犯罪は日本よりも多いように見受けられます。落し物はまず戻ってこないと考えたほうがいいくらいです。不慣れな場所で地図を見たりキョロキョロしたりして、自分の持ち物に気を配れず無防備になってしまうこともあるかもしれませんが、観光名所、混雑したMRT駅構内や電車内など人混みの中では十分に気を付けましょう。2人乗りのバイクによるひったくり被害もよく聞きます。また、フードコートなどでの置き引きも多発しています。ちなみに現地の人は鞄などではなく、ティッシュをテーブルに置いて席取りをしていることが多いですよ。


(対策)
○なるべく車道側は歩かないようにし、鞄を車道と反対側に持つ。
○高価な装身具を身に着けない。
○鞄の中の財布や貴重品が見えないよう注意して持つか、ジッパーなどのついた鞄を持つ。
○ズボンの後ろポケットに財布を入れたままにしない。
○フードコートなどで席取りをする場合は鞄やショッピングバッグなどを置いたまま席を離れたりしない。

フードコートでの席取りにはくれぐれもご注意を!

フードコートでの席取りにはくれぐれもご注意を!

乗換駅は特に人が多いので荷物に気を付けましょう。

乗換駅は特に人が多いので荷物に気を付けましょう。

もし犯罪が起こった時はこのような看板が設置されます。

もし犯罪が起こった時はこのような看板が設置されます。

ホテルでの盗難

ロビーの広いホテルなどではチェックイン・チェックアウトの際に置き引きに合う被害や、客室清掃時等の盗難も結構報告されています。
また、ホテルのスタッフを装い、客室のメンテナンスや修繕などの目的と偽り、堂々と客室に侵入し詐欺や盗難を働く手口もあるとのことです。






(対策)
○チェックイン・チェックアウトの際に荷物から目を離さない。
○外出の時や部屋の清掃をしてもらう時はセーフティーボックスがあればに貴重品をきちんと保管し、スーツケースの鍵もしっかりかける。
○なるべく私物は出しっぱなしにしない。
○自分でスタッフを呼んだ時以外は決して部屋のドアを開けない。
○スタッフが客室に入る必要があるのかどうかフロントに確認を取る。

タクシートラブル

シンガポールではメーター式のタクシーです。深夜の割増料金や中心街に入る時にERPという日本のETCのようなシステムで追加料金を徴収したり、時間帯によって細かい料金設定がありますが、ちょっと遠くに行く場合でも$40SGD以上になることは滅多にありません。メーターを使わなかったり、通常の数倍の料金を請求したりするような外国人観光客を狙った犯罪もまれにありますので、十分に気を付けてください。




(対策)
○なるべくタクシースタンドから乗車する。
○タクシーに乗ったらまずメーターが正常に動いているかしっかり確認する。
○もし怪しいと思ったらすぐにタクシーを降りるようにする。
○もし余裕があれば、助手席前の運転手とタクシー会社の情報を控えて会社に通報する
なるべくタクシー乗り場で乗車しましょう。

なるべくタクシー乗り場で乗車しましょう。

ERPのゲート。

ERPのゲート。

交通事故

日本と違ってシンガポールでは人よりも車優先の社会で、信号のない曲がり角などでも歩行者を気にせず減速しないで突っ込んでくる車をよく見かけます。その他、車線変更でウインカーを出さない車、車間距離をほとんど取らない車、赤信号で急ブレーキをかける車は日常茶飯事です。ナビも以前、乗っていたバスが交通ルールを守らない乗用車と接触したことがありました。バスに乗っている時は防ぎようがありませんが、道を歩く際、特に道を横断する時は車に十分気を付けてください。また、夜中は道が空いていることもあって、猛スピードで走る車が少なくありません。以前、夜中にタクシーに乗っていた邦人が、信号無視した乗用車に激突され亡くなるという悲惨な事故もありました。

(対策)
○移動手段に極力MRTを利用する。
○道を横断する時は信号が青になっても車が進入してきていないか確認する。
○曲がり角で手前で曲がってくる車を見た時は車が通り過ぎるのを待ってから歩く。
○夜中のタクシーの利用をなるべく控える。

もしも被害にあってしまった場合は

残念ながら上記のような被害にあってしまった時のために緊急連絡先をお知らせします。英語に自信がなく、警察への通報など日本語対応でない場合はホテルのスタッフに連絡をお願いしたほうがスムーズにいき安心です。
(緊急連絡先)

警察    999
消防・救急 995
(パスポート紛失時)

在シンガポール日本国大使館 (Embassy of Japan in Singapore)
16 Nassim Road, Singapore 258390
代表 6235-8855 (24時間)
(日本語対応の病院)

ラッフルズ・ジャパニーズ・クリニック(ブギス)
585 North Bridge Road, Raffles Hospital #11-00
診療時間:月~金 8:45-18:00, 土 8:45-12:00, 日祝休
TEL 6311-1190 (日本語可)
URL http://www.rafflesj-clinic.com

ジャパングリーンクリニック(オーチャード)
290 Orchard Road #10-01 Paragon
診療時間:月~金 9:00-12:00 14:00-17:00, 土 9:00-12:00, 日祝休
TEL 6734-8871
URL http://www.japan-green.com.sg/

日本メディカルケア(オーチャード)
6A Napier Road 3F Annex Blk
診療時間:月~金 9:00-12:00 14:00-17:30, 土 9:00-12:00, 日祝休
TEL 6474-777
URL http://www.nipponmedicalcare.com.sg/

いかがでしたか?いくら安全で便利なシンガポールと言えども事件・事故に遭遇してしまった場合の労力は日本で遭遇した時の何倍もかかってしまいます。特に慣れない土地を観光で歩き回った後は、疲れのせいでどうしても注意力が散漫になってしまうのではないでしょうか。
しかし、自分が外国にいるんだという意識を忘れず、いつもより少し気を張って気を付けるだけでいくらでも犯罪を防ぐことはできます。折角の楽しいシンガポール滞在を不意にしないためにも以上のことを常に頭の片隅に覚えていてくださいね。
以上、シンガポールナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-05-21

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