シンガポールの禁煙事情

こんにちは、シンガポールナビです。今日はシンガポールの禁煙事情についてご案内します！シンガポールでは年々拡大しつつある禁煙場所。日本でも、禁煙・分煙が進んでいますが、分煙程度ではとどまらないシンガポールのきびしー禁煙事情をご紹介します。

禁煙場所

シンガポールといえば、厳しい取り締まりがある国なので、喫煙・禁煙にも細かい制約があるのでは・・？と心配されている皆様、その通りです！このきびしー環境は喫煙者の人にはツラい現状ですが、タバコを吸わない人にとっては、かなり恵まれた環境といえるかもしれませんね。

という厳しい状況なので、喫煙者の皆さん、シンガポール旅行中にうっかり禁煙場所でタバコを吸ってしまうと、白い目で見られるどころか、罰金を科せられる可能性もあるので、吸う前に十分確認することをお勧めします。

気が遠くなるほどの細かい禁止事項が書かれたものが政府から発行されて、かなりざっくりと要約すると以下のようになります。

○基本的に屋根ある室内では全面禁止。禁煙マークのあるところ、美術館、博物館、病院など公共施設や、レストラン、カフェなどのインドアの席、ホテルロビー、駐車場など。ホテルの個室では一部喫煙部屋もありますが、まず室内ではタバコは吸えないのが現状です。

○ホテルや、ショッピングセンターなどの屋外でも、入口から5メートル以内は禁煙。ホテルやショッピングセンターで一服したいときは、入口から5メートル以上離れたところで吸いましょう！

ホテルの部屋では禁煙室と、喫煙室があるところもありますが、これもすべてのホテルに共通しているわけではありません。2012年4月末にスイソテル・ザ・スタンフォードと、スイソテル・マーチャントコート・シンガポールが館内全面禁煙を発表しました。これからも全面禁煙に移行する施設が増えていきそうです。

（特に注意が必要なエリア）
バーやパブなどでも、お店が決めた喫煙スーペース以外は禁煙です。雰囲気でついついタバコに火をつけてしまいそうになるかもしれませんが、お店の人に確認しましょう！

MRTや、ホテル（一部部屋を除く）、オープンスペースの場所でも一部を除き禁煙です。

喫煙可能な場所

ずらりと並べられた禁煙場所の一覧に、がっくりとしてしまった喫煙者の皆様、まったくタバコが吸えなくなったわけではありません。まあ、日本よりはかなり制限されていますが、スモーカーの人が一服できる場所もありますよ。

○オープンスペースのカフェやレストランの喫煙可能な席。カフェやレストランのオープンスペースの部分すべてが喫煙場所になっているわけではありません。オープンスペースのカフェやレストランでタバコを吸う場合は、禁煙になっていないか、お店の人に確認してください。

○チャンギ空港などにある指定された喫煙ブース。スモーカーの人が一服できるスペースが提供されています。なかなか肩身は狭いのですが、これも、みんなの健康を考えてのことなのでしょうね。

タバコのもちこみ

シンガポール政府はタバコの免税での持ち込みを固く禁止しています。タバコを持ち込む場合、空港で税金の支払いが必要になります。タバコを持ち込む場合は、税関の赤ランプのところを通り、申告する必要があります。抜き打ちで荷物チェックもしばしば行われていて、免税でタバコを持ち込もうとした事が発覚した場合は、罰金が科せられることもあるので、くれぐれも注意してください。

タバコの値段

シンガポールのタバコにはかなりの税金がかけられているのでかなり高め。値段は種類によって異なりますが、だいたい10ドル前後。日本よりは高めの設定ですね。この値段設定からみても、喫煙者の肩身の狭さが際立っているような・・・タバコは、シンガポールの至る所にあるセブンイレブンや、スーパー、ホーカーズのタバコなど取り扱うストールで購入可能です。セブンイレブンや、スーパーではレジの奥に置いてあるので、店員さんに、銘柄や個数を伝えて購入してください。

いかがでしたか？シンガポールのきびしー禁煙環境。タバコを吸う人にとっては、値段の高いタバコに、禁煙場所だらけ・・・と頭を抱えてしまいそうな現状ですが、吸えるところが全くないわけではないのでご安心を。禁煙場所になっているところでタバコを控え、常識の範囲内で行動すれば罰金制度に怯える必要もありません！まだまだこれからも喫煙者にとって制約が増えていきそうな気配。タバコを吸う前に一度周囲を見渡して禁煙場所でないかどうか確認することをお勧めします。以上、シンガポールナビでした。